はじめは
私は物心ついたときから女の子になりたいと思っていました。
最初に自慰行為を覚えたとき、女性になった自分を思い描いてました。
ごく自然に当たり前のように抱かれる側になっていたのです。
こんなの普通じゃないと悩んで、男として女性を抱くイメージを持とうとしました。
でも、イメージは砂のようにサラサラと消えていくのです。
何回やってもダメでした。
最後は結局、女として抱かれる想像に戻ってくるのです。
キッカケ
大学生の頃、飲み会に参加したときのことです。
お店に入り、座敷に上がろうと靴を脱ぎます。
そのとき大きな革靴が目に止まりました。
サイズが28cm~29cmくらいあります。
横に並んだ自分のスニーカーがいつもより小さく見えました。
ふいに得体の知れない興奮がブワッと広がります。
突然のことで訳も分からず、必死に冷静さを保とうとしました。
いつの間にか席に案内され、誰かが乾杯の音頭を取りました。
大人数が参加した飲み会だったので、スニーカーの持ち主は分からずじまい。
その夜は変に酔っ払ってしまいました。
対比
私の足のサイズは25cm。男としては小さい方です。
背丈も小柄で、普段とくにそのことを気にもとめていませんでした。
むしろレディースの服選び放題でラッキーくらいに思ってます。
それでも、深層心理の中では強いコンプレックスを感じていたのかもしれません。
自分の小さな足と他の男性の巨大な足と比べて、劣等感があぶり出され、マゾ性に火をつけてしまった。
たかだか足の大きさくらいで何をそんなと理解できない方も多いと思います。
実際に私も突飛すぎはしないかと感じています。
だけど、あのときの興奮は確かに本物でした。
女役
男としての敗北感が幼いころから心に秘めていた願望と結びつき、性癖をこじらせていきます。
強い男の人に組み伏せられ、オスとしての圧倒的な格差を感じたい。
この人には勝てない。この人には従うしかない。と、心底思い知らされたい。
そして、女の代用品扱いしてほしい。
同性同士だけど、女役を与えられたいのです。
女役をより完璧にするための努力は惜しみません。
ファッション、メイク、美容、家事、セックス。
男らしさよりも女らしさを追求していきたい。
そんな袋小路にたどりついてしまいました。
まとめ
一般的に自分は女装マゾと呼ばれるカテゴリだと思います。
ただ、他の女装マゾさんはM女に自己投影することで興奮していると気がしますが、私の場合は同性間の関係性の中での女役をすることに悦びを感じるタイプのようです。
これまで色々と書いてきました。我ながらずいぶんとこじらせた性癖だなと思います。まぁ、人それぞれ色々な趣味嗜好があります。個人的にそういう聞くのは大好きです。
あなたはどんな性癖?